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2017年4月 8日 (土)

ふくだ峰之平成29年所信表明スピーチ

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「ふくだ峰之春の集い2019~日本を売り込め」は、3月26日(日)新横浜で行われ約600名の来場者がありました。毎年、春の集いでは、ふくだ峰之のいわば平成29年所信表明演説が行われます。30分間のスピーチなので読み応えがあると思いますが、下記をお読み下さい。

【スピーチ2019】

本日は「福田峰之春の集い」にご来場いただきありがとうございました。昨年11月頃は、高い確率で2月に選挙があると言われ、2月第3週の日曜日は選挙の投票日と言われていました。正に、僕の賀詞交換会が選挙の投票日になってしまうということです。投票日当日では、誰も賀詞交換会に来てくれないだろう、なら3月後半に「春の集い」として、小選挙区当選4期目の衆議院議員として開催しようと思い時期を変更しました。結果的には選挙がなく、比例代表当選の3期目の福田峰之のままです。

本日は、クールジャパン日本を売り込めとサブタイトルをつけています。ロボット、似顔絵、インバウンド、これからのキーワードを関係者の皆さんに協力してもらい、室内外に展示しています。是非、ご覧になって下さい。

昨年一番驚いたことは、神奈川新聞に選挙区の新たな区割りが、あたかも決定したように記事として取り上げられていたことです。そこには、青葉区、緑区の衆議院神奈川8区と港北・都筑区の神奈川7区が、青葉区と都筑区、港北区と緑区に再編されると書いてありました。支援者の方々から「どうなっているんだ」と多くの連絡があり、困惑したものです。確かに最高裁が示す一票の格差問題があり、最小人口の鳥取1区の2倍以内に人口が収まらないと憲法違反となるのです。そうなると神奈川7区は2万人くらい人口が多いのです。総務大臣が関係する県知事に対して、解消する案があったら出して欲しいと依頼をしたそうです。多くの県知事は衆議院議員の命の話になるので、特に意見はないと回答していますが、神奈川県知事は案を提出しました。

それが、青葉・都筑区を1つの選挙区とし、港北・緑区もう1つの選挙区にするというものです。これは、あくまでも神奈川県の素案であり、正式には5月下旬に衆議院区割り審議会から区割りの答申が出されることになっています。緑区と都筑区を入れ替えると40万人の影響が出ることになるので、都筑区の一部2万人くらいを現況の青葉・緑区に付け加えることによって解決策とする案が現実的だと言われています。僕が決めることではないので一概には言えませんが、たぶん2万人の変更ということになると思います。

そうなると青葉区、緑区に接している2万人とは何処なのだろうということになります。荏田南なのか、川和なのか、佐江戸なのか、池辺なのか、どちらにしろ新たな選挙区であり、そのエリアでは僕は、新人議員ということになります。どうあれ、5月に発表になった後、対策を練らなくてはいけません。「新人議員」そんなこと久しく言われていないので新鮮な響きであると同時に、新人議員になり切りたいと思っています。

昨年は甘利明先生の大臣辞任劇から始まりました。甘利明大臣より、マイナンバー担当の内閣府大臣補佐官の任命を受けていた僕は、甘利大臣の辞任とともに、僕も補佐官を辞任しました。あれから1年が経ちました。TPPで諸外国と交渉してきた経験と知恵、それは正に国際的なルール作りを行った数少ない日本の政治家ということです。来月、甘利先生を会長、僕が事務局長となり「ルール形成戦略議員連盟」を立ち上げることにしました。

これは、技術で勝って、ルール構築で負ける日本経済のありようを変えていくために立ち上げるものです。米国最大の州ともいえるカリフォルニア州は、車の販売量の内、環境性能に優れた車を一定量販売しないといけないという決まりになっています。今まで、日本メーカのお家芸であったハイブリット車は環境性能の高い車として認められていましたが、今年から認められなくなります。何故、このような事態になってしまったのでしょか?

新たなルール形成に対する情報収集、対応策の協議、そしてルールをつくる関係者との協議が出来なかったことによるのです。カリフォルニア州のルールは全米に広がるし、世界にも大きな影響を与えます。ルール形成が失敗すると経済的損失、雇用の減少に直結するのです。情報収集の出来ない、交渉力のない、お人よしの日本人が、技術だけで世界を制覇できる時代ではなくなったということなのです。

僕は現在、多摩大学の客員教授として、このルール形成戦略を大学院生に教えています。教育者として、人材を育てなくてはならないし、政治家として施策をつくり、国の方向性を定めていかなくてならないと思っています。会場の入り口で販売していますが、この分野の本も出版させて頂きました。学術書に近いものなので、寝るには適した本です。寝つきの悪い方は、帰りにお買い求めください。1P読めば直ぐに寝ることが出来ます。

山崎拓先生が政界を引退された時に甘利先生と共に派閥を抜け、しばらく無派閥の甘利グールプでした。派閥とグループの違いを簡単に説明すると派閥は体育会、グループはサークルで、緩やかな集まりのサークルはいくつ入っても構わないが、運命共同体の体育会は1つしか入れません。

先月、甘利明先生と共に、麻生派に入会しました。麻生副総理とは深い面識があったわけではありませんが、僕は甘利先生と行動を共にすると決めているので、一緒に行動したというのが真実です。麻生派は「為公会(いこうかい)」と言う政策集団です。大きな方向性としては、国の財政健全化を志向するという特徴をもっています。僕はもともと派閥肯定論者で、無派閥を志向している政治家ではありません。派閥の良いところも悪いところも理解しているつもりです。

自民党は正に学校で、安倍総理は校長先生。いつも全校集会をやるわけにもいかないので、通常はクラスで活動します。そのクラスが、派閥であり、担任の先生が麻生太郎副総理ということになります。所属するクラスメートと政策の勉強をし、議論し、切磋琢磨し合う関係になるのです。国家国民のために国会審議は行われなくてはいけません。残念ながら野党の皆さんは、政局中心となり、施策の対案を早期に出すことをしないので、与野党での切磋琢磨が生じません。中選挙区の時代、55年体制時は、社会党が現実的な施策を提案する政党でなかった為に、自民党の派閥が施策の色を出し、派閥同士でチェック&バランスをとっていました。

小選挙区の初期に生じていた脱派閥という考えが随分と変化し、今、派閥に多くの議員が集い、議員同士、派閥同士が切磋琢磨するという状況が生まれています。野党第一党の民進党の現況では、当然の結果という見方も出来ると思います。麻生派の中に、僕が担当するIT政策を担う人がいないので、派閥の中でもITを中心とした新たな経済を担う政治家になろうと思っています。組織に入れば、その中でベストを尽くし、政治家としての評価を高めなくてはいけないと思っています。ギャング帽とロングコートをまとって僕の地元に来る日も近いと思います。海外に行く時だけでなく、普段からあんなカッコをしています。

「スプリング・ハズ・カム」春になりました。さて、皆さん、花粉症になっていませんか?誰しもがかかる可能性があると言われています。花粉は最近生じてきたものでしょうか。いや、昔から花粉はあったはずです。花粉症は、花粉と大気の汚染によって生ずるものです。くしゃみ、かゆみ、発熱、集中力が途切れ、悩みを抱え、1年の3か月くらい、つらい時期が毎年訪れるのです。経済で言えば、生産性が下がります。社会保障で言うならば、コストがかかります、生活で言えば満足度が下がります。都市部に住む全ての人がいつか発症する可能性を持っているのです。

花粉症もアレルギー疾患と言われます。僕とアレルギー疾患との関りは随分と前からになります。今から30年前、秘書時代に小田原に住む有権者から「会いたい」と一本の電話がかかってきました。その方は国立相模原病院の喘息患者で、患者会のリーダでもありました。国立相模原病院はアレルギー疾患の専門病院として有名です。発作がおきて、息が出来ない苦しさ、根本的な治療法が無い不安、患者会との付き合いが始まり、多くのことを学び、そして絶望をしりました。会合の度にメンバーが減っていくのです。

それにも関わらず明るく振舞っていた姿が忘れられません。厚生省に働きかけ、アレルギー疾患研究費を新たな予算として計上させたのはその頃です。命が代償となり本格的な研究が国として始まったのです。あれから30年、アレルギー問題は結果として何をもたらしたのでしょうか?命をかけてアレルギーを社会問題化した人たちが思い描いていた社会になったのでしょうか?

僕の娘は7歳と2歳になりました。7歳の娘は花粉症です。そして、2歳の娘も先日、花粉症と診断されました。女性の平均寿命86歳、84年間を花粉症で悩むのです。治療薬が開発されれば楽になると言う人もいます。大気を汚して、花粉症になって、それを治す薬を開発・製造する。これでは、自分たちで原因をばらまき、解決を探し求めるという、意味のない循環ではないかと思います。

既に花粉症になっている人を治す治療薬づくりは必要です。そもそも、花粉症が発生しないように環境を守っていくことが何よりも重要なはずです。自動車製造会社も製品工場も、環境基準が厳しくなり、大気汚染を生じさせないように努力しています。しかし、全部ではありません。100%は無理でも、それに近づく努力はしなくてはいけません。経済を優先することは重要です。しかし、がむしゃらな経済至上主義を求め、環境を無視してよいということにはなりません。時の経済は、その時代の豊かさを築きます。

時の環境悪化は、次の時代の非合理を築くのです。自分の子供や孫にだけ視線が届き、子供全体の幸せに視線が届かないような生活は、無責任と言わざるおえません。言葉だけ、理念だけではなく、一人一人が次の世代に残すものは何かを考え、コストを払っても、環境を大切にする日本をつくることが必要なのです。これから産まれてくる子供たちを花粉症にさせない政策目標を政治が掲げる必要があります。

環境と言えば、原発事故の解決と福島の復興は果てしなく遠いと言わざるおえません。安倍総理から「福島再エネ構想」を発表してもらったのは昨年です。都市部の電気をつくるために人口が少ない地に原発をつくってきました。東日本大震災により、壊滅的な被害を受けたのは原発立地県福島県です。福島産というだけで今でも農産物は買い控えられています。経済活動がないと雇用はうまれず、仕事が無いと生活が成り立たたず、福島に戻って来れない。農産物主体の経済では復興が難しい、なので、エネルギーで壊してしまった地域をもう一度、エネルギーで活性化したい、それが正に「福島再エネ構想」と呼ばれているものです。

エネルギーで壊れてしまった街をエネルギーで蘇らせるという逆説的な発想なのです。僕は、担当者として日本一の水素エネルギー生産拠点として福島の未来をつくりたいのです。再生可能エネルギーで作り出した電気から水素をつくり、再生可能エネルギーが苦手としている、貯める、運ぶを水素で行うのです。現状は化石燃料由来の水素が大半を占めるけれど、将来はCO2フリー水素に切り替えをしていきます。残念ながら水素エネルギーに関する予算、施策は、僕が担当するようになって随分と増えましたが、原発関連予算に比較すれば、まだまだ乏しいものです。

核燃料の再利用にしても、いつか必ず完成する時がくる、だから今、撤退するわけにいかない。核廃棄物の最終処分場も今は無いが、いつか必ず見つかる。いつか必ずという呪縛から逃れられないのは、メンツでしょうか。精神が壊れてしまっているからでしょうか。損しているのに、いつか儲かると言って、やり続けるギャンブルと精神構造は変わらないのではないでしょうか。いつかは、来ません。500年後では遅いのです。別のテクノロジーの進化によって、別の道が歩めるなら、別の道に進む勇気が必要なのです。昔の人たちの思いは理解した上で、撤退すべきはする。

この選択が今必要です。メタンハイドレート、高効率石炭火力発電、いずれも化石燃料を利用したエネルギーです。最新式の原子力発電、放射性廃棄物が生じます。新たな投資を行う場所が異なるのです。その道が正しいと信じて進んでいる人を別の道に連れていくのは、本当に厄介です。批判も受けます。選挙でもマイナスになります。でも、何を言われても諦めずに水素エネルギー政策を進めていきます。優れた環境を次の時代残すことに賛同してもらっているサイレントマジョリティーの声なき声を聴き、それを力にして戦っていきます。でも、敗れた場合は、骨を拾ってください。

12月に「官民データ活用推進基本法」という法律をつくりました。これは、僕がつくった議員立法です。一昨日、横浜市議会でも「官民データ活用推進基本条例」が日本で最初に成立しました。僕が事務局長をしている自民党IT戦略特命委員会から、自民党横浜市連政調会に対し、条例制定を依頼したことから検討が始まりました。NHKでも大きく取り上げられていました。

国や地方自治体や企業等が持っているデータを横串を刺して分析出来るように、項目や、語彙を定義して、つながるシステムを整備することを定めたものです。データを使った新たな経済をつくること、データを使って行政改革を行い効率的な政府をつくること、施策や予算の優先順位をデータを使い根拠に基づいて決めること、このデータ利活用社会を作り上げれば、人口減少社会は日本の強みになります。

経済のパイが広がり、効率的な社会が完成した先は、人口減少社会こそ国民一人当たりに対する社会保障費が多くなり、子供の教育投資も多くなり、経済の恩恵を受ける量も多くなるのです。経済を広げることが出来れば、人口が減ることはプラスであり、マイナスではありません。だからこそ、まずは経済ということなのです。

議員になって以来、ライフワークのように行政改革をやり続け、単なる部員の一人にすぎなかった僕も、自民党行政改革推進本部の副本部長にまでなりました。多くのデータを使い根拠に基づいた施策、予算の優先順位付けを行うことが出来れば、効率的で意味のある予算の執行が行えることになります。これまで、政策目的を達成するために何故、その金額かかかるのか、成果目標の数字は何故、この数字なのか、合理的な説明が出来ていたわけではありません。

行革本部として予算のカットを伝えても、非合理な理由やアンケート調査を持ち出して正当性を主張してくる、族議員の先輩からプレッシャーをかけてくる、データに基づいた議論ではなく、政治力勝負みたいなやり方がまかり通っていました。予算が湯水のごとくあった時代、分配が与党政治家の唯一の仕事であった時代なら、まだしも、限られた財源をベストなやり方で有効に使い、政策目的を達成させることが求められている時代に、ふさわしくない方法をやめていきたいのです。お互いがデータに基づいて議論し、より有効性が感じられる方法論を探し合う関係を、予算を承認する与党政治家と執行する行政官僚とでつくることが必要なのです。

ようやくこの法律により、航路が示され出港する準備が出来ました。大きな声を出してごり押しすること、政治力で絡めとること、エピソードで世論を動かすこと、僕は、実はこれらの方法を使うことは苦手ではありません。でも、やりたくないし、それが納税者の求めている姿だとは思えないし、決して効率的ではありません。新しい時代にマッチしたやり方に切り替えていくために、この法律をつくりました。法律をつくってしまった以上、誰が何を言ってこようが、引き下がるわけにいきません。本日、お集まりの皆さんが、僕に期待していることは、単なる昔の追随ではないことはわかっています。だから、やり遂げます。あの時、始まった。自分たちが支援してきた福田峰之が、あの時に言い始めたことが、今や当たり前になっていると10年後の「春の集い」で感じてもらいたいのです。つまり、今日お集まりの皆さんは10年後もここにいなくてはいけないということです。

今年の12月になると3期目3年となります。平均3年で解散しますので、年末が1つの機会となります。僕は12月解散があると思っています。12月であれば、新しく定められた選挙区での選挙ということになるでしょう。いずれにしろ小選挙区のことしか考えていません。小選挙区で当選することに全ての力を注ぎたいと思っています。いついかなる時も支援を続けてくれる支援者の皆さんと共に、小選挙区当選という今まで夢物語と言われていたものを現実のものとして受け取れる機会が次の選挙なのです。

今一度、与党政治家として「何を言ったかではなく、何をやったか」で勝負したいと思います。嘘偽りなく、発言に責任をもって勝負していきたいと思います。ご来場いただき感謝申し上げます。10年後の今日、同じ部屋の同じ座席にお座りください。

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